こんにちは、中村です。
「ホームページは貴社・貴店のWeb支社・支店であるという捉え方の重要性」でもお話したように、 私は、ホームページは実店舗と同じように考えています。
基本的にお店の売り上げは、 来店したお客さんの滞在時間とどれだけ店内を歩き回ったかの回遊性に比例します。
少しでも長く店内に滞在し、たくさんの商品を目にしてもらうには、 店内のレイアウトをどのように配置すればいいのか、
お客さんを導くための導線がポイントとなります。
「入口」→「商品棚」→「レジ会計」→ 退店
この流れが、お客さんが意識せずともスムーズに行えていれは、
きちんと導線設計されているお店といえます。
これはホームページにも同じことがいえます。
サイトの滞在時間、ひとりの訪問者がおよそ何ページ閲覧したのか、
この数字によって売り上げは大きく変わってきます。
では、具体的になにをすればいいのでしょうか。
まずはサイト運用の目的を決め、そこから導線を決めましょう。
「取扱製品の問い合わせ件数を増やしたい」という目的の場合、
「トップページ」→「製品一覧」→「製品詳細」→「お問い合わせフォーム」
が導線となります。
ところが、サイトの導線がうまく設計されていないと、
「トップページ」→「製品一覧」→「製品詳細」→「会社概要」→ 離脱
(離脱:他のサイトにいってしまうこと、またはウィンドウを閉じてしまうこと)
といった具合に陥ってしまいます。
ではこの導線、いったいどのようにして確認すればいいのでしょうか。
実店舗の場合、お客さんの動きをデータ化するこはなかなか難しいところですが、
サイトの導線は、アクセス解析データから確認することができます。
アクセス解析を設置していれば、あとは勝手に計測してくれるので、とても助かりますね。
これまで一度もアクセス解析を見たことのないサイトでしたら、
100%そのサイトの導線は運営者側の意図するものとは異なるでしょう。
はじめから上手くいっているサイトはほぼありません。
実際にサイトの導線は、解析データをもとに 修正を繰り返しながら、充実させていくものです。
- 行き止まりになっているページはないか
- お問い合わせページへの誘導ボタンが目のつきやすいところに設置されているか
- 商品の説明文が適切な文章量になっているか、長過ぎてはいないか
- 必要以上に新しいウィンドウを開かせていないか
- 外部サイトに誘導してしまっていないか
などたくさんあるチェックポイントを
ひとつひとつクリアしていくことで、訪問者を目的の方向に導くことができ、
結果的に売り上げに比例してきます。
まずはアクセス解析データを確認しましょう。
まだアクセス解析を設置していない方は、今すぐ設置しましょう。
そしてサイトの導線を充実させ、成果の出るサイトにしていきましょう。

